核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

核兵器で核兵器は受けられない

 たとえば、こん棒とか日本刀という通常兵器を例にとると。

 相手を殺傷する武器としてだけではなく、同種の武器による攻撃を受け止める防具としても使えるわけですが。

 (それらの武器を美化するつもりはありません。事実を述べたまでです)。

 一方、防御には一切使えない武器も多々あります。投石を投石で撃ち落とすのは困難でしょうし、弓で矢を、銃で弾丸を受けるのはまず不可能です。核兵器は、防御には一切役立たない兵器の最たるものです。

 そんなことはわかっている、核の抑止力に期待しているんだと、核武装論者は言うでしょう。しかし核の脅しは、民主国家には通用しても、国民がいくら死のうが自分さえ生き残ればいいという、毛沢東のような最悪の独裁者には通用しないのです。

 核兵器は防御につかえないのみならず、攻撃にも使えず、地下シェルターに逃げ込んだ独裁者には威嚇にもならない欠陥兵器です。さらに言えば、敵国にかっこうの攻撃目標・攻撃の口実をあたえてしまう点ではマイナスでさえあります。