姪(この夢だけの存在)を連れて、駅前で映画を観に行くという設定。
題はうろおぼえですが、『星空の夢』だったと思います。日が暮れ、夜空に「宇宙」の文字や、いくつかの広告が浮かびます。主人公の少年は、楽しみにしていた大サーカスに出かけます。暴徒の一団が乱入したり(演出?)、その人質にされて空腹に苦しんだりしつつも、少年は謎めいた一枚の切符を手に入れます。
翌日その切符を頼りにサーカスに行くと、案内されたのはぼろい建物。その地下には巨大な工房があり、小さな木片だか金属片を切り出し、それに色を塗る流れ作業をしています。少年もそれを青く塗るのですが、「失格。見本通りにやれ」と親方。もう一度、面ごとの微細な色の違いに注意して塗ると「六十点だな」と言われます。
地上に出ると日は暮れつつあります。家に帰りますが、歌手を夢見る姉には、サーカスの地味な舞台裏を話す気にはなりません。ふと窓から外を見ると、「宇宙」の文字や広告に混ざって、よく見ると周囲の夜空と色調が違う一点が。少年が塗ったあの色です。実はここは巨大ドーム内の都市であり、空は人工の色彩だったのでした・・・・・・。
私はけっこう感動して目を覚ましたのですが、文字起こしするとつっこみどころだらけですね。夢なのに最初から伏線が張ってあるのは斬新かもですが。
ひとつわかったこと。夢の記述には体言止めが似合う。ムードまで伝わるかは別として。