核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

村井弦斎・遅塚麗水 合作 「美少年」 (予告編)

 2024・2・14追記 同作品を入手しました。書誌情報および内容紹介に一部誤りがありましたので、訂正してお詫びします。
 
 1890年代を騒がせた報知四天王の二人、弦斎(玄斎でも弦際でもなく弦斎)と麗水がタッグを組んだ!
 
 といっても何のことやらな方は、このブログの「書籍紹介」の「匿名投書」と「電話機」の項をお読みください。
 村井弦斎については、黒岩比佐子『「食道楽」の人 村井弦斎』(岩波書店)もおすすめです。
 
 さて、問題の作品 「美少年」 なのですが、実はまだ現物を入手していなかったりします。(追記 2024・2・14に入手しました〕。
 とりあえず、黒岩さんのブログその他から判明している情報だけでも。
 
 1、『庚寅新誌』(こういんしんし) 1893(明治26)年 7月1日から8月16日 連載
 2、アイヌ人の美少年が活躍する話らしい。
 (追記 アイヌ人は出てきますが、主人公の美少年は和人でした。訂正してお詫びします)
 
 これだけです(笑)。あの星新一なみにわかりやすい文章を書く弦斎と、流麗な美文体を持ち味とする麗水が合作したらどんな文章になるのか。興味はつきないのですが、『庚寅新誌』は国会図書館にも置いてないのです。 webcatで検索すればあるところにはあるのですが。7月3日の大仕事が終わってから探すことにします。
 
 後輩の美少年研究家(美少年「な」研究家ではなく、美少年「についての」研究家です。まあ男前っちゃ男前かも)に提供する約束をしていながら、いまだに果たせずにいます。もう少し待っててね。
 
 2024・1・10追記 東京大学明治新聞雑誌文庫と、サイト『日本の古本屋』で、それぞれ『庚寅新誌』の該当号(82~84)号が存在すると判明しました。どっちで読むにも一万円はかかるので、今すぐにというわけにはいきません。
 後輩のKYくん(空気が読めない人ではありません)にも、ずいぶん失礼なことを書いてしまいましたが、『美少年』論が完成すれば彼の研究にも有益かもなので。許してね。
 
 2024・2・14追記 81号(7月1日)~84号(8月16日)の誤りでした。重ね重ねすみません。