核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

大江健三郎ファンクラブサイト

 
 リンクフリーとありましたので、無断で遠慮なくご紹介させていただきます。
 このブログの存在を知らせた上でリンクをお願いするほど、私も厚顔無恥ではないのです。炎上はそれほど恐れていないのですが(そういえば、最近広告業者さんこないな。愛知県民だとばれたせいか)、純粋な人たちを傷つけるのは嫌なのです。
 
 で、大江ファンクラブの方々ですが、さすがに、私などとは比較にならないほど大江作品を読み込んでいるな、という印象を受けます。とくに「ミニ事典」と「ギーたち」の項は参考になりました。
 「先のギー兄さん」こと二代目ギーは、どうやら複数のモデルを融合して創造された架空の人物のようです。
 前回書いた「懐かしい年への手紙」の人物紹介は、作品中の情報と実在人物の情報をごっちゃにしてしまった箇所が多々あり、いずれきちんと訂正しなければならないようです。
 
 四国の森の村のわかりやすい地図については、結局入手できませんでした。ゆかり夫人あたりが絵を描いてくれるとありがたいのですが。
 
 最近、大江健三郎の作品世界にだんだん情が移りつつあるのを感じます。彼は彼なりに真剣に核兵器の廃絶と、「新しい人」の到来を祈っている、ということだけは私にも理解できます。
 
 が、あっしは古い野郎でござんすので(ホントに古いなw)、それこそ明治前期や古代ギリシアアナーキーな雰囲気がしっくりくるほど古い人間ですので、核兵器および通常兵器の廃絶を「祈る」つもりはありません。
 祈りではなく、論理的で倫理的な、軍備必要論者も納得できる代替案を提出することによってのみ、世界平和は達成できると私は考えています。明治文学研究も小林秀雄書誌研究も、私にとっては平和のための仕事なのです。まあ、幸福な仕事であることは否定しませんけど。
 
 次こそほんとに『宙返り』と決着をつけます。乞うご期待。