核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

小林秀雄 「アシルと亀の子」 予告

 「予告。」と書いただけで一日経過してしまいました。お詫びします。
 実は近々、川端康成の『浅草紅団』論を書きたくなりまして、1929~1930(昭和4~5)の時代背景を調べようと思ったわけです。
 小林秀雄の名を高めた初期の文芸時評「アシルと亀の子」は全集にも収録されていますが、例によって異同について書かれていないので、また初出を漁ることになりました。「エレクトロニクス 電子工学のこと」なんて小学生レベルの注釈で、補巻全三巻を埋めても仕方がないでしょうに。
 時評というのは同時代の反映だから意味があるのです。