表紙にもなっている、またたび浴びたタマの恍惚たる表情がすばらしいです。私にとっては村上文学の最高峰です。
こういう作品こそ、国語の教科書に載せるべきなのです。
読んでるうちに自分でもやりたくなりまして。明治文学研究者にしかできない回文をいくつか。
・経国美談読んだ。びく、小池?
・村井弦斎の遺産。芸。ラム。
(村井弦斎は文芸のみならず、羊のロースなどの料理法でも日本文化に貢献しました)
・マジで?の『日の出島』。
(弦斎最長の作品『日の出島』。評価すべき点も多いのですが、真剣に軍国主義を擁護してもいるから扱いづらいのです)
・クラウド、律も『釣道楽』。
(『日の出島』・『食道楽』には及びませんが、『釣道楽』も弦斎のヒット作です)
・クラウド、今朝も『酒道楽』。
(ひっく。セフィロスが何だってんだい。なあエアリス)
・ルネ・デカルト取るか。……で、寝る。
(哲学書なんてのは眠くなるものでして。反論と答弁はスリリングでしたけど)