核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

五味文彦・本郷和人編『現代語訳 吾妻鏡 8 承久の乱』(吉川弘文館 2010)

 土御門院は当時の史料でいかに語られていたか。唐突にむしょうに気になりまして、該当箇所を読んでみました。『吾妻鏡』承久3年(1221)10-閏10月小。
 
 
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 十日、庚寅(かのえとら)。土御門院が土佐国(のちに阿波国)に遷られたという。(略)土御門院は、その徳化が広く全国に及び、その慈愛の心が国の果てまで充満していたため(配流が)申請されず日数を経ていたところ、御意思により急に南海に遷幸されたという(以下略)。
  (150~151ページ 今野慶信訳)
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 …日付はわかったので、次は原文も読んでみます。