こちらは1859年(日本では安政5~6年。安政の大獄の年)の、アメリカ合衆国とイギリス領北アメリカ(後のカナダ)との国境をめぐる紛争。ウィキペディアより引用。
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ブタを射殺したことがきっかけで発生したため「ブタ戦争」と呼ばれるようになったが、他に「ブタエピソード(Pig Episode)」とも呼ばれる。そのブタは、衝突により血が流れることのなかったこの戦争における唯一の犠牲者だった。
(略)
バンクーバー島植民地総督ジェームズ・ダグラス(イギリス)はイギリス海軍少将ロバート・ランバート・ベインズに対し、イギリス海兵隊をサンフアン島に上陸させ、ハーニー指揮下のアメリカ軍を攻撃するよう命じた(ハーニーの部隊は1859年7月27日以来島を占領していた)。ベインズは、「2つの大国が、たかが一匹のブタのことで争うなどバカげている」と断じ、命令を拒否した
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ベインズ少将の英断(と、南北戦争直前のアメリカ側の善処)により、英米の戦争は避けられたそうです。こちらは戦争が回避された実例なので、もう少し突っ込んで調べてみたくなります。