核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

「宇内平和主義ノ進歩」要約 その2

 要約、続き。

・国際紛議・戦争は各国の「私」の争いで起きる。
・欧米各国の公法学者はこれに注目し、「公」に各国の権利義務を定めようとした(「シセロ」等)。
・一六〇〇年頃の「グロシエス」は万国公法の一大成典を定めようとした。
・一七八九年に「ベンサム」は万国会議を考案し、公議輿論の力による平和主義を拡充した。
・「カント」は宇内平和の大道を論じ、併合禁止・常備軍廃止などの原則を掲げた。
・「スペンサー」らは一八八二年に非侵掠同盟を結成し、英国の侵掠政策に反対した。