以前、「小さな王国」論の副題を「二人のカール・M」にしようかとか書きましたが、一年遅かったようです。
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ジョン・ローとジョン・ロックという”2人のジョン”の間に大きな考え方の相違あるいは対立する正反対の見解が存在するように、カール・マルクスとカール・メンガーの”2人のカール”の間にも大きな対立する見解の相違が存在する。
古川顕「貨幣の起源と物々交換(2)―ロー、マルクス、メンガー」(『経済論叢』2017年8月 13ページ)
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ネタバレついでに書きますと、マルクスはKarlでメンガーはCarl。一文字違いですが、その差はローとロックどころではないと私は考えております。