核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

「平和維持装置」ではなく、「戦争回避装置」という語を用いることにします。

 前回、「平和維持装置」という語を思いついて、ちょっといいかも、などと思ったのですが。

 Yahooで検索すると、「平和維持装置」という語はすでに別の方のブログで、去る2010年6月1日~2日の記事で使われていました。それも私とは真逆の、軍事力あってこそ平和は保たれる、という文脈で。荒らしたり非難する意図はまったくないので、コメントもしませんでしたし、直リンクもしませんが。

 おそらくはその方のようなご意見が常識であり、核兵器および通常兵器の廃絶による平和をめざす私のほうが非常識、少数派なのでしょう。ですから、私のほうが「平和維持装置」という語を取り下げて、その方のご意見との差異をはっきりさせるために「戦争回避装置」という語を今後は用いることにします。

 戦争回避装置とは。私が考えているのは核兵器や通常兵器ではないことだけは、はっきり述べておきます。軍事力の増強は、短期的・微視的には戦争を先送りできることもあるかも知れませんが、それは「平和維持」ではなくて危機の先送りに過ぎず、長期的・巨視的には必ず安全保障のジレンマ、軍備拡張競争を招き、最終的には戦争に至るために、平和維持装置や戦争回避装置という名にはふさわしくないのです。先のブログ主さまと私の、意見を異にする点です。

 核兵器や通常兵器では、国も人間も守れません。その代わりになる発明品が必要なのです。