核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

「日本も核を持て」派のみなさまへ

 近隣諸国になめられないよう、日本も核を持つべきだ、という議論が最近増えています。
 私は教条的な左翼ではないので、こうした議論をタブー視することなく、開かれた態度で議論していきたいと思っています。ただ、即座に思いつく反論を三つほど。
 第一。その核兵器を狙ったテロの危険。日本の近くに、核燃料はあるけど、それを飛ばすミサイルがない、という国があると仮定します(仮定ですよw)。日本が自分で核兵器を持ってくれれば、捨て身の工作員を送り込むだけで、ミサイル開発に貴重な予算を割く必要がなくなるわけです(その国は金も食料もないけど、通常兵器と人と忠誠心だけはたっぷりあると仮定しての話です)。わざわざで自国に爆弾を抱えるのは、最近はやりの言葉でいう、反日的な行いなのではないでしょうか。
 第二。テロより怖い大地震。私は原子物理学には疎いのですが、爆発しないことを前提として作られた原子炉より、爆発することを前提として作られた核兵器の方が安全なはずはない、と素人目にも思うのです。
 第三は、力に力で対抗することは正しいのか、という問題です。これは今日一日で論じきれる問題ではないので、このブログの宿題としたいと思います。