核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

もうちょっとで終わります

 『日常生活の冒険』はずっと前に持ってたんですけどね。
 『原爆文学研究』9号所収の論文で、同作品に被爆者問題が扱われていることを今さら知らされ、とっとけばよかったと後悔しております。昔から、本を手放すと後で必ず後悔する性格でして。
 大江健三郎ファンサイトの年譜を読むと、まだ読んでない作品もいくつかあるのですが、『宙返り』の感想とまとめを書いたら、しばらく大江健三郎から離れようと思います。ほぼ結論は出たのです。
 7月3日に日本文学協会での学界発表、6月20日に矢野龍渓平和論の雑誌投稿、5月28日にTRPG大会のゲームマスターと、やる事がいろいろあるのです。
 文学と宗教の関係という、大きな問題はまだ解決していないのですが、メシアニズム(救世主待望論)を繰り返すだけの大江を相手にしていてもらちがあかないので、これからは小林秀雄を題材として考えていくことにします。小林秀雄大江健三郎よりすぐれた文学者であるとは決して思いませんが、大江も含めた純文学に多大な影響を与えていることだけは確かですので。その「影響」がいかなるものであるか、書きながら考えていきたいと思います。