核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

『木戸幸一日記 上巻』『木戸幸一日記 下巻』

木戸孝允の妹の孫であり、1940~1945年に内大臣をつとめた重臣筆頭の日記です。
 
 (昭和十五年)九月十日(火)曇
 独乙機大英博物館爆撃云々の記事朝日新聞に出たる為め、文化の破壊につき御心配被遊、何とか独英両国に申入るゝ方法はなきやとの御下問あり、
 
 二〇・七・三一
 御召により午後一時二十分、御前に同候す。大要左の如き御話ありたり。
 先日、内大臣の話た伊勢大神宮のことは誠に重大なことと思ひ、種‘考へて居たが、伊勢と熱田の神器は結局自分の身近に御移して御守りするのが一番よいと思ふ。
 
 ・・・落語の「厩火事」を知らんのか。論語すら読んでないのだろうな。これだから文学的教養のないやつは。