核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

ジーン・シャープの戦略的非暴力理論

 私が懐かしのまんがを見てる間にも、平和主義理論は着実に進んでいました。
 ダイヤモンド社のビジネス情報サイト、2011年5月4日より。
 
 ジーン・シャープ博士 特別インタビュー
 「戦略的非暴力で独裁政権は打倒できる」
 チュニジアからエジプト、イエメン、バーレーン、シリアそしてリビアへと中東・北アフリカ各地に広がる民主化運動の波。その主役たる反政府運動家たちの理論的支柱となっている一人の米国人の存在が注目を集めている。
 独裁政権に挑む「戦略的非暴力論」で知られ、ノーベル平和賞の候補にも名前が挙がっているマサチューセッツ大学名誉教授のジーン・シャープ博士(83歳)だ。
 その理論は、単なる非抵抗主義ではなく、独裁政権のなりたちを細部まで分析し、打倒に向けた戦略を具体的に示している点に大きな特徴がある。
 「非暴力のマキャベリ」「非暴力的戦争論クラウゼヴィッツ」と称される稀代の理論家に、アラブ世界を席巻する民主化運動の行方、そして共産党一党独裁を続ける中国や北朝鮮と向かい合う日本へのアドバイスを聞く。
 
 ・・・「君主論」のマキャベリ、「戦争論」のクラウゼヴィッツを民主と平和のために再利用し、ガンジーを非暴力戦略家として評価するシャープには賛否があるでしょうが、まず読んでみてください。力に力で対抗するだけが道ではないのです。