『経国美談』後篇、第八回。帝慈(テジラ)の渓野で斯波多(スパルタ)軍に包囲された、巴比陀(ペロピダス)率いる神武軍300。映画「スリーハンドレット」を逆にしたような逆にしたような全滅の危機。
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巴氏の傍に在りし一兵士は思はず
今日こそは我々敵の手中に陥れり。
("We are fallen into our enemy's hand" 仏氏)
と嘆ぜしに巴氏は之を顧て声を励まし
敵こそ我々の手中に墜ちざるや。
("and why not they into our's" 仏氏)
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と敵陣の中央を突き、味方に六倍する敵兵の将を討ち取っています。なお、仏氏とはプルタルコス。
映画のような一場面なんですけど、論文のテーマと無関係なため引用できませんでしたので、ここに保存しておきます。
それにしても、なんでこのブログには傍点とルビ機能がないのでしょう。カラーはあるのに。