核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

経国美談論NG集

 『経国美談』後篇、第八回。帝慈(テジラ)の渓野で斯波多(スパルタ)軍に包囲された、巴比陀(ペロピダス)率いる神武軍300。映画「スリーハンドレット」を逆にしたような逆にしたような全滅の危機。
 
   ※
 巴氏の傍に在りし一兵士は思はず
  今日こそは我々敵の手中に陥れり。
 ("We are fallen into our enemy's hand" 仏氏)
 と嘆ぜしに巴氏は之を顧て声を励まし
  敵こそ我々の手中に墜ちざるや
 ("and why not they into our's" 仏氏)
   ※
 
 と敵陣の中央を突き、味方に六倍する敵兵の将を討ち取っています。なお、仏氏とはプルタルコス
 映画のような一場面なんですけど、論文のテーマと無関係なため引用できませんでしたので、ここに保存しておきます。
 それにしても、なんでこのブログには傍点とルビ機能がないのでしょう。