核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

村井弦斎『日の出島』「高砂の巻」その4 弦斎落語「金本位」「葉煙草専売」「臥薪嘗胆」

 この村井弦斎ってえ御仁は、何かといえば「文明流」に「改良」するのが大好きなお人で。そんな弦斎の改良落語、さわりの部分だけ紹介します。

  ※
 ・「金本位」
 (金本位制の意味がわからず、世の中は金ばかりになると思い込んだ夫婦。ふきんやぞうきんを集めた末に)
 婦(かゝあ)「寧(いつ)その事、和郎(おまへ)を箱へ入れて仕舞つて置かう」
 夫「何故」
 婦「だつても和郎は余つ程剽キンだもの」
  (近代デジタルライブラリー 「高砂の巻」 (94/172)
   ※

 ・・・あとの二本もこんな調子です。