この村井弦斎ってえ御仁は、何かといえば「文明流」に「改良」するのが大好きなお人で。そんな弦斎の改良落語、さわりの部分だけ紹介します。
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・「金本位」
(金本位制の意味がわからず、世の中は金ばかりになると思い込んだ夫婦。ふきんやぞうきんを集めた末に)
婦(かゝあ)「寧(いつ)その事、和郎(おまへ)を箱へ入れて仕舞つて置かう」
夫「何故」
婦「だつても和郎は余つ程剽キンだもの」
(近代デジタルライブラリー 「高砂の巻」 (94/172)
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・・・あとの二本もこんな調子です。