核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

児玉花外『社会主義詩集』(一九〇三(明治三六)年)も読んでみた

 当時、発売禁止処分を受けた詩集なのですが、デジタルコレクションに復刻版があったので読めました。

 一九〇三年は日露戦争の前年なのですが、題名通り社会主義の主張に特化した詩集で、反戦平和の詩は見つかりませんでした。

 なんとなく「新体詩」というジャンルの弱点めいたものが見えた気もしますが、今の段階で語るのは早計でしょう。伊藤野枝論が片付いたら、ちょっと詩というジャンルについて考えてみようと思います。