少なくとも、第十~十二巻(『水滸伝』上中下)は。
これで、重たい本を図書館から借りてこずにすみそうです。
だれ場とか後づけとか言われがちな遼国や田虎との戦いや、王慶ファミリー結成のいきさつも、私はけっこう好きなのです。最終決戦で、108星が次々と失われていくところも。
「思えば宋万という人は手柄は一度も立てなかったが、梁山泊の創業はあの人に負うところが大きかった」
と、宋江に微妙な惜しまれ方をされる、犠牲者第一号、雲裏金剛の宋万。それぞれに生き様があり、そして死に様があります。
やっぱり、水滸伝はこのバージョン、120回本に限ります。