核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

スラヴォイ・ジジェク氏の発言には同意できない

 『日本経済新聞』のサイトで、スラヴォイ・ジジェク氏の発言の冒頭部分を読むことができました。

 

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〈直言〉強さを誇示し「平和」を守れ スラヴォイ・ジジェク
現代思想

2024年10月27日 2:00 [会員限定記事]

 ウクライナパレスチナを巡る2つの戦争が世界を揺さぶり、戦後の国際秩序が崩れようとしている。哲学者のスラヴォイ・ジジェク氏は世界を席巻するのは「ソフトファシズム」であり、「平和主義」を言葉で唱えるだけで平和はやってこないと説く。「毅然とした主張」「軍事力」といった抑止力こそ平和のために必要だと語る。

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 ここから先は会員限定記事なので読めないのですが、想像はつきます。「平和を欲するなら戦争に備えよ」式の、言い古された軍備抑止論であろうと。それには賛同できません。ジジェク氏については、『ラカンはこう読め!』という本が行きつけの図書館にあって、気になっていたのですが、急いで読むほどの人でもないようです。