核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

今日の研究は進まなかった

 せっかくの休日だというのに、貴重な一日を無意味にすごしてしまいました。
 いや、研究発表の結論なら、とっくに出てるんですよ。もうとっくのむかしに。
 ただ、大学院生時代に、「君は物事を白黒で決め付けすぎる」とたびたびお叱りを受けたことを思い出しまして、もしかしたら私が考えているのとは違う小林秀雄の一面もあるのではないかと、入手した小林秀雄全集未収録の資料(これが多いのです。何やってんだ新潮社)を一通り見直してみたのですが・・・。
 
 白黒で決め付けるしかない相手も、世界には存在するのですよ。
 「ポルポトスターリンは、身をもってマルクス主義の誤謬の悲惨さを世界に訴えた」なんてたぐいのアイロニーをもてあそぶ趣味は、私にはないのです。
 7月3日、私は研究精神の権化と化すつもりです。憐れみとも憎しみとも無縁に、実証と論理に徹します。
 そこから生じるであろうリスクは、すべて覚悟の上です。
 
 その翌日。読み直しての感想。
 力みすぎてて恥ずかしいのですが、修正する気はありません。小林秀雄はどこまでいっても、どれを読んでも、ひとつの例外もなく小林秀雄です。
 創元社と新潮社には、昔からかなりの思い入れがあったのですが(これもいずれ語ります)、小林秀雄全集の編集方針を見る限り、批判されるべきだと思います。
 まあ、そんな大出版社から私の全集が出ることなどないし。
 このス・・・じゃないアンタルキダス容赦せんッ!でいきましょう。