「小林秀雄の誤謬は、××××を自己の心理と思いこんだことにある」
・・・という夢を見ました。分析したい方はご自由にどうぞ。私は精神分析学など信じないのですけど。
現実の私は、「小林秀雄の誤謬」という論文を書くつもりは、今のところありません。他を批判するよりも、己れの「気概」論(いずれ平和論や虚構論ともつながるはずです)を手堅くまとめていきたい気分なのです。
小林秀雄は太平洋戦争前の1939(昭和14)年に、「性欲のように疑えない君のエゴティスム即ち愛国心」を称賛する文章を書いていました(全集には、「神風といふ言葉について」という題で収録されているはずです。今手もとにありません)。彼にしてはいいこと言ってます。愛国心なんてのは性欲と同レベルの衝動であって、人前で見せびらかすものではないのです。
そうした低次元の行動原理に対抗して、「『気概』のように疑う余地のない絶対平和主義」を完成させること。それが私の生きる道。