核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

TREERATSAKULCHAI THANABHORN「明治期の山田長政のテクストにおける「シャム」 : 遅塚麗水『少年読本第七編山田長政』を中心に」(予告)

 『近代文学論集』(37),1-15,2011。
 久しぶりに「遅塚麗水」で論文検索したら出てきました。ついに海外の日本文学研究者の方にも、麗水の名が広まったようです。
 とはいえ、麗水は別に絶対平和主義者ではないので(日清戦争以降は特に)、「山田長政」もさぞかしステレオタイプな代物なんじゃないかとは思います。晩年の村井弦斎とか福地桜痴とかに興味を持ってくれる方はいないもんでしょうか。

 追記 『少年読本』なら近代デジタルライブラリーにあるかも、と思って探したら、国会図書館まで行かないと見られないとのことでした。THANABHORN氏の論文ともども、次の機会に読んでみます。