副題の通り、日本やドイツやイタリアとの戦争に、というよりもすべての戦争に反対し迫害や投獄に耐えぬいた方々の、貴重な体験談です。
たとえば編著者の一人、ラリー・ガラ氏(1922年生まれ)はこう語っています。
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我々の証言は徴兵制度と戦争そのものに対するものであり、軍役についた人々に反対するものではありません。我々がしたことは、闇の中にろうそくをいくつか灯すことであり、世界が我に返ったときに非暴力の理想が役立つように活かし続けておくことだったといえるでしょう。
(165ページ)
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絶対平和主義者であることは、安全な道ではない。そう考えさせられる一冊です。