核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

鎧坂昭江「『無常といふ事』における改作意識」の1977年版につきまして

 昨日、鎧坂昭江氏の1977年の論文について知りたいとのコメントを頂きました。

 コメント欄での答えと重複しますが、一応整理しておきます。

 私が過去ログで言及したのは、1968年の、

 

  鎧坂 昭江「「無常といふ事」における改作意識 」

  『学大国文』 (12)  70ページ-78ページ, 1968-12

 

 ですが、国立国会図書館デジタルコレクションで検索した結果、1977年の、

 

 鎧坂昭江「『無常といふ事』における改作意識」

  日本文学研究資料刊行会編『日本文学研究資料叢書 小林秀雄

  (有精堂 昭和52(1977)年)収録 253ページ~261ページ

 

 という本にも、同じ題名の論文が収録されていることが判明しました。

 ざっと見たところでは(デジタルコレクションの送信サービスで、両方とも現物を読めます)、二つの論文は同内容と思われますが、全く同じ内容かどうかは即断はできません。 修士論文の参考にするのであれば、念のために両方とも読んだほうがいいかも知れません。