核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

「御馳走なさい」

 村井弦斎『食道楽 続篇』「春の巻」はしがきより。
 家庭の幸福を長く保つにはという問いに、答えは一言「御馳走なさい」だったという小話が、西洋にあるそうです。
 「嫁のメシがまずい」スレの乱立ぶりを見ていると、うなずける気もします。
 後段では、多嘉子夫人に、「君は実に我家のお登和嬢たり」と賛辞を捧げたりもしています。これは「御馳走さま」・・・って死語ですね。
 このはしがきはほのぼのしてるんですけど、その後のもくじを見ると・・・少なくともアジアのグローバル化に善い貢献をする話ではなさそうですので、熟読は『日の出島』より後にします。