「カーディガン」という、ふだんあまり使用しない語を見たために追想がふくらみまして、つい検索してみました。スウェーデンのバンド、カーディガンズが１９９５年に発表した楽曲だそうです。私が知ったのは２０００年代になってからですが、思い出深い曲です。
鬱状態で休学中だったころ、名古屋市本山のヴィレッジヴァンガードというおしゃれな書店の一角で、この曲がエンドレスで流れてて、一時なりとも絶望を忘れるためにそのへんをうろうろしていたものです。ＳＯＴＴＥＢＯＳＳＥの「接吻」もそのころだったか、もう少し後だったかな。
今でも時には無力感に襲われることもありますが、そんなもんにかまっている余裕はもうありません。カーディガン伯爵や『新体詩抄』の愚行をくり返させないためにも、反戦・反差別の理論を一刻も早く完成させねば。
