核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Fly me to the moon

ここ数日、かなしみの中にある甘さについて考えていたら、この曲を思い出しました。 フランク・シナトラをはじめ、多くの歌手にカバーされてきた名曲。私は『新世紀エヴァンゲリオン』なるアニメのエンディングテーマで知ったのですが、ご同様の方も多いかと…

村井弦斎 「小説家」 1890~91年 郵便報知新聞連載

村井弦斎の全作品を通読しているわけでもなく、それどころか代表作『日の出島』すら読み通していないアンタルキダスですが、弦斎の魅力がどのへんにあるかぐらいは理解しているつもりです。ある方のブログで 哀しみの 甘きをはじめて知りたりし 弦齋居士の小…

『木戸幸一日記』 下巻 東京大学出版会 1966 ―君、君たらざれば編―

村井弦斎の『食道楽』は実は全文ネット上で読めるのですが、電子書籍というやつは苦手でして、読み返し終わるまでしばらく時間がかかりそうです。なので、今回は初心に帰って、核兵器および通常兵器について考えてみたいと思います。前にも紹介した木戸幸一…

北大路魯山人 「弦斎の鮎」

久しぶりに弦斎と食について調べていたら、北大路魯山人の随筆「弦斎の鮎」なるものを発見しました。 http://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/49972_37735.html 青空文庫の上記ページより。初出:「星岡」1935(昭和10)年。以下に一部を引用します。 ※…

上山明博 『「うま味」を発見した男 小説・池田菊苗』 PHP研究所 2011・6

図書館で発見した新刊です。冊数制限に引っかかって借りられなかったので、今回は報告のみとさせていただきます。 うま味調味料の元祖といえば味の素(当ブログは宣伝目的ではありません。厳然たる歴史的事実です)。 味の素といえば村井弦斎。味の素が開発…

博士論文「明治の平和主義小説」 概要 第三部~結論

第三部 平和のための暴力は許されるか 第七章 木下尚江「火の柱」論―実効性ある反戦小説のために(2004『名古屋近代文学』掲載) 作品の主題:主戦論者を「内包された読者」とする反戦小説 結論:反戦小説は主戦論者を罵るのではなく、彼らさえも感動さ…

博士論文「明治の平和主義小説」 概要 序論~第二部

副論文にすぎない小林秀雄論で足をとられてしまったために、9月に提出する予定だった博士論文本論の進行がかなり危うくなってきました。とりあえずの心覚えとして、現段階での前半の概要をここに掲載します。 博士論文「明治の平和主義小説」 序論 新聞 ( …

動画 「ギャグマンガ日和 楽しい木造建築」

最近お気に入りのまんがです。YOUTUBEより転載します。 http://www.youtube.com/watch?v=W-yfvFKMhZE&feature=related いつもジャージ姿の聖徳太子が、数少ない友達の小野妹子を法隆寺に呼ぼうとしたら、まだ完成してなかった。 大工さんと二人であわ…