核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

出口智之氏の書評「関谷博著『幸田露伴の非戦思想』」の感想など

ユリアとのデートのために、地下1階のキャッシュディスペンサーで現金をおろすケンシロウ。もちろん、引き出し金額と暗証番号はどっちも199X!次回北斗の拳、「南斗の物価は、あ高かった~」(千葉繁ボイスでお読みください)。 ・・・といった夢を見た…

リズム天国 ザ☆ぼんおどり

名古屋材木町のセガワールドで、よく見かけた音楽ゲーム「リズム天国」。その知られざる名曲です。 http://www.youtube.com/watch?v=IWSOw3fWRDk どんどんぱんぱんの「ぱ」に合わせてボタンを押すわけです。音ゲーとしては初歩的な類なのですが、私のリズム…

植木枝盛のコミューン将棋

明治初期の平和主義、民主主義の先駆け的存在、植木枝盛(うえきえもり。1892(明治25)年没)。 実生活ではいろいろと変な人だったらしく、島原の芸者に「我他日志を得て京都の知事たらば、市街の上はことごとく硝子の天井を張らせ、夏時は金魚を遊泳…

20、虚構湊合論(矢野龍渓)

余は彼の有名なる文学家ワルテル、スコツト氏が「小説は不善ならぬ娯楽(たのしみ)を世人に興る者なり」との語を以て当れりとせん、事実を其儘に記載すれば小説に非ず歴史なり、風教を主として娯楽を興へざれば小説に非ず道徳書なり、世にあり得可き事柄を…

Wikisource

ウィキペディアの姉妹プロジェクト、ウィキソースを紹介します。 http://ja.wikisource.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 憲法(日本国・大日本帝国・十七条)・法律・聖書など、手元にあると重宝する原典を収録したサイト…

黒島伝治 「反戦文学論」(1929(昭和4)年) その2

黒島伝治が世界最古の反戦文学と認定した、マイカこと旧約ミカ書。英語読みならマイカ、フランス語だとミシェ。 わざわざ一般的でない読みにする必然性などないので、以下ミカ書と表記します。引用はwikisource様より。 ※ ミカ書 5章 主は言われる、その日…

黒島伝治 「反戦文学論」(1929(昭和4)年) その1

「反戦文学論」なんて題名だからって、いいことばかり書いてあるとは限らない。その一例です。引用は青空文庫さまより。 ※ 一、反戦文学の階級性 一 戦争には、いろ/\な種類がある。侵略的征服的戦争がある。防禦戦がある。又、民族解放戦争、革命も、そこ…

昨日から~明日へ~

カラオケで「ルパン三世 愛のテーマ」を熱唱した後、帰りの電車で『判断力批判』なんてものを一気読みしたら、どっと疲れが出まして。昨日はまた更新を休んでしまいました。 あと10日以内に書き上げる予定の論文は、「虚構」「平和主義」「気概」の三題噺…

夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」(1907(明治40))における「荘厳」について

「虚構」と「気概」の関係をうまく説明した理論はないものか。とりあえず明治の代表的作家(とされる)人物の論を見つけました。青空文庫様からコピーさせていただきます。(略)は引用者。 ※ 精神作用の第三は意志であります。(略)冬富士山へ登るものを見…

軍人将棋公式ホームページ

芥川や谷崎の小説にも出てくるなつかしの盤上遊戯、軍人将棋(もしくは行軍将棋)。その公式サイトです。 http://www.momokka.com/gunjin/ 簡単にやり方を説明します。 両軍ともにすべてのコマを裏返し(敵にも審判にも見えない状態)で好きなように並べ、1…

google翻訳で遊ぼう

今さらという感もありますが、私がしばしばお世話になっております、google翻訳をご紹介します。 http://translate.google.co.jp/#ja|en| 世界64ヶ国語を発音つきで翻訳してくれるこのサイト。電子辞書すら買えない私は重宝しています。 知識人なら辞書ぐ…

サンバ・テンペラード

インターネットのいいところは、歌詞も題名も知らない音楽でも、あれこれ検索すれば、見つかるところです。 「ルパン三世の映画で流れた、あの階段を駆け上る時のBGM。ふふ~んふふっふ~♪」だけじゃ人に聞いてもわかるはずないのですが、ついに見つけま…

WISE / Mirror feat. Salyu

歌手名がWISE、曲名がMirror、女性ボーカル名がSalyuです。 ・・・以下は私事ですが、たしか4年ほど前、名古屋に住んでいたころ、深夜の3時とか4時の不定時に終わるバイトをやってまして。 で、帰りの地下鉄の始発が出るまでの間、まんが喫茶で時間…

19、強い虚構実現論(村井弦斎≒筆廻舎奈麻利)

19、強い虚構実現論(村井弦斎≒筆廻舎奈麻利) 「古往今来何れの時か欠陥世界ならざらん、自ら造らずんばユトーピヤ無し」 (村井弦斎 『小説家』 郵便報知新聞 一八九一・一・一三) ・・・我が尊敬する小説家、村井弦斎の作品『小説家』の作中の小説家、…