核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2011-01-01から1年間の記事一覧

ウィキペディア「大将棋」の項目より ルールなど

中将棋より古く、鎌倉時代には実際に指されていた・・・らしいです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B0%86%E6%A3%8B 定跡や棋譜は伝わっていないようです。まあ、基本は中将棋と同じかと。あとは飛車の封印をどう解くかですね。 対戦に時間がか…

大将棋、レベル3勝利

コマの多さに、私よりも敵の思考ルーチンがついていってない感じでした。 要素の複雑化が、必ずしもゲームとしての面白さにつながるとは限らない一例。 コンピューターゲームのCG多用。 印象派以降の西洋絵画。 自然主義以降の日本近代文学・・・。

大将棋、初勝利!

中将棋よりもさらにコマ数の多い将棋、大将棋をご存知でしょうか。下記のサイトで無料対戦できます。 http://sdin.jp/browser/board/daishogi/ とりあえず一番弱いレベル1と時間無制限で対戦してみました。 中将棋でつちかった、「左翼は守勢、右翼を徹底的…

カント『判断力批判』批判―戦争論限定

カントの三大批判はむか~し読んだっきりだったのですけど、このたび虚構だの気概だのを論じるにあたって読み返してみたわけです。そしたら、 ※ 戦争ですら、規律と市民権への神聖な敬意をともなって行われるならば、それ自体にある崇高なものをもち、そのよ…

黒岩比佐子『パンとペン』より 矢野龍渓『新社会』の地道な影響

都合により、今回の論文には引用できなかった一節です。 ※ 一九〇二年の七月に刊行された矢野龍渓の『新社会』は、社会主義理想小説というべきもので、読者に社会主義について啓蒙する目的で書かれたものだった。政治小説『経国美談』で知られる龍渓が、社会…

経国美談論NG集

『経国美談』後篇、第八回。帝慈(テジラ)の渓野で斯波多(スパルタ)軍に包囲された、巴比陀(ペロピダス)率いる神武軍300。映画「スリーハンドレット」を逆にしたような逆にしたような全滅の危機。 ※ 巴氏の傍に在りし一兵士は思はず 今日こそは我々…

論文「矢野龍渓の平和主義」、完成

10月20日の消印のついた投稿原稿が、10月20日の締め切りに通るかどうか。それが問題です。依頼原稿じゃなくてよかった。次こそは締め切りに余裕をもって間に合わせます。 論文書いてる間は音楽聴きたい中将棋やりたいの煩悩でいっぱいだったのですが…

中将棋は左右非対称でした

前回、「中将棋の配置はほぼ左右対称」なんて書いてしまいましたが、かんじんな事を忘れていました。 敵の「酔象」は味方から見て「左」に位置していまして、左翼から攻めると鉄壁のゴールキーパーになりかねない代わりに、右から攻めれば敵玉の逃げ道をふさ…

鳳凰変じて奔王と化し、斜線陣能く対戦を制す

いや、経国美談じゃなくて中将棋の話です。ついにレベル3CPUとの戦いに勝利しました。 最強のレベル3ともなると、確実に主力ゴマをつぶしに来るわけです。終盤には敵玉攻略に使えるコマがあらかた消滅して、最後を温存しておいた奔王(鳳凰から進化)と…

遅起きは210円の損

結局、本日の郵便局が開いてる時間には、今回の論文は間に合いませんでした。 締め切り直前にならないとターボがかからないこの体質、なんとかならないものでしょうか。サーキットの狼か。 今日はひとやすみして、ちょっとだけ中将棋にします。左翼斜線陣は…

business to-morrow

なんか咳が止まらないので、いったん横になることにします。 あとはメモ帳に打ち込んだ文書をwordに移す仕上げ作業なんだけど、徹夜する気力が残ってるかどうか。

『経国美談』より 隆具(レウクトラ)における威氏(イパミノンダス)の斜線陣

「今や希臘史中に於て最も記憶すべき最大事変を生じたる紀元前三百七十一年第三月二十一日(略)誰か知らん(略)隆具の大野も数時間を出ずして万兵の殷血を其草頭に流すの命運あらんとは」 ・・・(主に威氏の責任で)流れた大平和会議から二ヶ月。無敗の斯…

次回の『日本文学』にご期待ください

次号(一一月号)予告のページより 瀬崎圭二 「〈現代文学〉の風景―物語の大衆消費と石原慎太郎「太陽の季節」―」 ・・・来月が楽しみです。瀬崎先生のご論文、見届けさせていただきます。 (菅原 健史)

『経国美談』 「第十四回 列国の英雄一堂に会す 斉使大会に旧典を争ふ」

一度打ち込んだ文章をもう一度打ち直すのは気が進まないものです。今度は慎重に。 ※ 紀元前三百七十一年第一月二十日は予て定めたる希臘全土と大平和の条約大会議の当日なれば(略)列国の全権委員続々として羅胡の首府なる斯波多の国都に到着せり(略) (…

中将棋、獅子を倒したけど負けた・・・

敵が獅子を全面に押し立ててきたので、一応狙ってはいたんですよ。 獅子の射程2マス以内には近づかずに、奔王竜馬竜王で十字砲火を張りつつ包囲し、敵玉の斜め方面が手薄になったところを見計らって、奔王で王手獅子取り! したんですけど、その後ミスの連…

中将棋、獅子を倒せばただのチェス

・・・というのは極論にしても、ようやく手筋らしきものが見えてきました。 本日、レベル1のコンピューター(時間無制限)を相手に一敗一勝。 コマの動きをまだ把握しきらず、竜馬や角に意外な方向から奇襲を受けることはあっても、レベル1に一方的に負け…

もし戦死者が一人もいない戦争があったら

毎度おなじみバルバロイ様より、「無涙の勝」「泣かない戦」と呼ばれる挿話を引用させていただきます。 Xenophon "Hellenica" 第七巻第一章(人名以外の下線は引用者による) http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/hellenica/hell7_1.html ※ [32] 戦…

奇想の画家Rob Gonsalves

エッシャーやマグリットの系譜を継ぐ超現実画家、Rob Gonsalvesを紹介します。 ・・・といいたいところですが、リンクフリーのサイトが見つからなくて。"Gonsalves"で画像検索をお願いします。 発想の奇抜さもさることながら、子供のとほうもない空想を、強…

増田こうすけ 「ギリシャ町案内図」

増田こうすけ先生入魂のギリシャ案内図です。ジャンプΧ公式サイトより。 http://jumpx.jp/w/masuda/detail.html まあ、『経国美談』のふろくの「ケイツジヨンストーン氏の古図」よりはあてになるかと。龍渓先生の方向感覚は筋金入りで、なんで阿善(アテネ/…

心身PCともに不調。

なかなか論文がはかどりません。 気分転換にニコ動とか見てる時は順調なのに、word開いて論文書こうとするとフリーズが続発しまして。 論文自体は書くべきことははっきりしているし、書くに値するとも思うのですけど。 まじめに読んで、真剣に問題を考えてく…

松野翠(木下尚江) 「龍渓氏の『新社会』」

松野翠 「龍渓氏の『新社会』」上下 『毎日新聞』 一九〇二(明治三五)年七月九・一〇日 (上) 「余の尚ほ中学に在るや『論語』の時間を以て窈に『経国美談』を(糸番)き為めに老教師の大叱責を蒙りたることは今に及んで忘れざるなり 龍渓先生の名は、余…

この数時間の努力が・・・

PC不調により、今夜打ち込んだ文がすべて消滅したことが判明しました。不覚。

矢野龍渓 『経国美談』後篇 第十三回より

「哥侖(コリンツは)平和を好むの国柄なるに因る者か数前年より其の国人中に希臘全土の大平和を謀らんとする一社を現出せり其の説く所は 抑も人数の群居するは互いに有無を交易して快楽を享受すべき為めなるに干戈を以て相ひ残虐するは何事ぞや今日一国一邦…

出口智之氏の書評「関谷博著『幸田露伴の非戦思想』」の感想など

ユリアとのデートのために、地下1階のキャッシュディスペンサーで現金をおろすケンシロウ。もちろん、引き出し金額と暗証番号はどっちも199X!次回北斗の拳、「南斗の物価は、あ高かった~」(千葉繁ボイスでお読みください)。 ・・・といった夢を見た…

リズム天国 ザ☆ぼんおどり

名古屋材木町のセガワールドで、よく見かけた音楽ゲーム「リズム天国」。その知られざる名曲です。 http://www.youtube.com/watch?v=IWSOw3fWRDk どんどんぱんぱんの「ぱ」に合わせてボタンを押すわけです。音ゲーとしては初歩的な類なのですが、私のリズム…

植木枝盛のコミューン将棋

明治初期の平和主義、民主主義の先駆け的存在、植木枝盛(うえきえもり。1892(明治25)年没)。 実生活ではいろいろと変な人だったらしく、島原の芸者に「我他日志を得て京都の知事たらば、市街の上はことごとく硝子の天井を張らせ、夏時は金魚を遊泳…

20、虚構湊合論(矢野龍渓)

余は彼の有名なる文学家ワルテル、スコツト氏が「小説は不善ならぬ娯楽(たのしみ)を世人に興る者なり」との語を以て当れりとせん、事実を其儘に記載すれば小説に非ず歴史なり、風教を主として娯楽を興へざれば小説に非ず道徳書なり、世にあり得可き事柄を…

Wikisource

ウィキペディアの姉妹プロジェクト、ウィキソースを紹介します。 http://ja.wikisource.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 憲法(日本国・大日本帝国・十七条)・法律・聖書など、手元にあると重宝する原典を収録したサイト…

黒島伝治 「反戦文学論」(1929(昭和4)年) その2

黒島伝治が世界最古の反戦文学と認定した、マイカこと旧約ミカ書。英語読みならマイカ、フランス語だとミシェ。 わざわざ一般的でない読みにする必然性などないので、以下ミカ書と表記します。引用はwikisource様より。 ※ ミカ書 5章 主は言われる、その日…

黒島伝治 「反戦文学論」(1929(昭和4)年) その1

「反戦文学論」なんて題名だからって、いいことばかり書いてあるとは限らない。その一例です。引用は青空文庫さまより。 ※ 一、反戦文学の階級性 一 戦争には、いろ/\な種類がある。侵略的征服的戦争がある。防禦戦がある。又、民族解放戦争、革命も、そこ…