2012-01-01から1年間の記事一覧
スーパーロボット大戦シリーズでよく使う精神コマンド(RPGでいう呪文)に、「必中」(命中率上昇)や「熱血」(攻撃力2倍)と並んで「気合」があります。 精神ポイントを消費して気力を上げる。わかったようなわからないような能力ですが、最近なんかわ…
意外とありませんでした。同人ネタにしても陳腐なのでしょう。 私のしょ~もないパロディ(http://blogs.yahoo.co.jp/fktouc18411906/archive/2011/12/30)も、途中まではいい線いってたんだがなあ。 ほんと、何があったんだ。特にヒゲルさん。
まず姓名の表記について。個人全集の書名を確認したところ、くさかんむりの「菅野」ではなく、たけかんむりの「管野」だったので訂正します(私は逆方向によく間違われるのです)。 名前も「スガ」「すが」と表記される文献も多々ありますが、ひとまずは全集…
博士論文の口頭審査でも問われ、愛読するあるブログでも話題になったこの問題。いずれは論文にしますので、今回は手短に。 被告24人のほとんどが冤罪であり、不当な裁判であったことは確かです。しかし、中心メンバーである管野須賀子・宮下太吉ら数人は確…
レベル19で「努力」、29で「幸運」、39でやっと「気合」を覚える。「集中」がないので、命中率は期待できないぞ。
石井研堂と碇ゲンドウって似てるな。という一日遅れのネタはともかく、明治研究を志す者にとって必須のデータベースです。 「万歳の始め」「秘密探偵業の始め」といった感じで、明治期に新しく始まった物事の由来を大量に集めた本です。 『まんがはじめて物…
別に、「ロボットアニメにおける動力源表象の構造分析」といったカルスタ論文を書くつもりではありません。純粋な懐古趣味と、次の仕事のための時間待ちで、童心に帰って楽しんでいます。 1970年代~90年代の歴代名作アニメのロボットたちが集結して悪…
私も核廃絶派ですが、虚構の世界への言葉狩りには反対です。 講演や対談の形で、原発推進の広告塔をつとめた石原慎太郎や大江健三郎を放置して、こんな姑息な真似をすることに何の意味があるのでしょうか。 ※ 11月13日(火)19時22分配信 子どもから大人まで大…
今月号の『日本文学』は気になる記事が多いのですが、一番気になった部分だけ引用してみます。 山田俊治氏の「三遊亭円朝の流通―傍聴筆記の受容と言文一致小説」8ページ上段に引用された、『読売新聞』1887(明治20)年4月13日の、坪内逍遥『当世…
『毎日新聞』11月10日(土)23時48分配信、だそうです。後で、各紙の記事を読み比べてみます。 ひとまずYahooニュースより転載。上の青枠はコピーのあとですので無視してください。 ※ JR福山駅前に集まった約1000人の聴衆に支持を呼びかける橋下徹代表…
長い副題の通り、6つの「てん」からなる50音の点字を、わかりやすく解説した本です。 サイコロをたて長にしたような図形で、左上に一つの点で「あ」。横2縦3の6つの点で「め」。これなら覚えられそうです。 つねづね私は、義務教育では文学なんかより…
わが家には録画装置がないので、チャンネルを替えながら交互に見ています。 被告人のようにしおらしい14歳と、14歳のように切れまくる被告人。立場が逆ならうまくいったんじゃないでしょうか。 使徒をプログレッシブスパナで殴り倒して「いいじゃねえか。勝…
「保守・革新の新参議院議員両氏に討論してもらった」(同誌見出しより)とのことですが、両者は原子力推進主義者という点では一致しています。思えば、大江健三郎が原子力発電に「まったく賛成です」と講演したのも、同じ1968年でした。 ※ 石原 いま世…
プレイステーション2用ソフト。立体的な空間を飛び回りながら撃ち合いぶつかり合う3D格闘ゲームです。 なんですけど、実際には下手に動くよりも、上空や遠距離で、気をためつつ必殺技を連射した方が有利でして。第二形態セルを天津飯が新気功砲で足止めし…
昨日は更新しそびれたので2連続で。前回とは無関係の話です。 『指輪物語』は中学生の頃からの愛読書なんですけど、私はなかでも4巻(『新版 指輪物語 4 二つの塔 下』(評論社 1992)、フロドとサムとゴクリ(原語および映画ではゴラム。以下ゴクリ…
博士論文でも扱った小説ですが、ネットでの公開は来年になりそうなので、フライング気味に紹介します。 尊攘志士に婚約者を殺された女性が「女浪人」となり、暗殺や戦争を阻止すべく奔走する架空歴史小説『女浪人』(1902(明治35)年)。 彼女は大政…
魯文関係の資料が揃うまで、ちょっとだけゲームの話でも。プレステ版第一作の「シヴィライゼーション」を紹介します。 エジプト・ギリシア・日本など、地球上に栄えた文明の一つを選び、紀元前4000年から西暦2000年までに、世界統一か宇宙移民船打ち…
以前に存在を教えていただいてから、入手するまでに手間取ってしまいました。『ちくま』は近くの書店にはなかったのです。 1964年の講演をもとにした、小林秀雄「常識について」(当ブログで以前に扱った「常識」とは別物)への、なだ氏の感想。 まず小…
村井弦斎の『食道楽』からさかのぼること約三十年。文学者による料理書の先駆的作品。 ずっと、そのうち近代デジタルライブラリーで読むかと思っていたのですが、どうも収録されていないようなので、次に大きい図書館に行った時にまとめ読みすることにします…
事務系の仕事についた経験がなく、数量分析的な研究もやったことがないので(軽蔑しているわけではありません。算数が苦手なだけです)、表計算ソフトはごく初歩的な操作しか知らなかったのですが、このたび思い立って勉強しなおすことにしました。 あるゲー…
どうでもいい話を書きます。前回はつい熱くなってしまったので。 1980年代、芸能人の名を冠したファミコンゲームの代表作二本。昔は友人がやっているのを横で見ていた程度ですが、このたびまとめて結末を知りまして。 ひたすら殴りかかってくるやくざや…
古新聞古雑誌をあさるしか能がないのかこいつは、という想定される批判に対して、あらかじめ弁明しておきます。 人間の記憶というものはあてにならないものです。かつて熱烈に原子力発電を支持していた大江健三郎が、まるでずっと前から反対派だったような顔…
大江健三郎と石原慎太郎というと、政治的には逆の立場(左と右)なのではないかと思われるかもしれません。 しかし1960(昭和35)年前後、2000万人以上の犠牲者を出していた中共(中華人民共和国の当時の略称)への好意的な評価という点では、両者…
「石原慎太郎の盗作」なんて題の書庫を設けておきながら、今の今までほったらかしていたことをお詫びします。 まず有名どころから。『文藝春秋』1959(昭和34)年10月号、「弟より俳優向きと言われた「太陽の季節」の作家 昭和30年6月7日」より…
特に忙しいわけでもないのに、たびたび更新を休んですみません。 ブログでさえ毎日更新は手間なのに、明治初期の人々は日刊新聞なんてものをどうやって印刷していたのか。おなじみ「私の見た明治文壇」より。 ※ 其頃(引用者注 明治初期)は今(引用者注 昭…
動物と人間についての論がとどこおり気味なので、魯文まわりの資料を先に集めることにしました。 弟子の野崎左文による、魯文の新聞小説の作法についての証言です。長いので要約で。 ・まず一つの材料をとらえて腹稿(あらすじ)を定める。 ・それを三十回~…
仮名垣魯文の弟子による、食についての貴重な証言です。 角川書店『日本近代文学大系 第60巻 近代文学回想集』(1973(昭和48)年)より。 ※ (仮名垣魯文)翁の嗜好としては取立てゝいふ程のものもないが、酒は深く嗜まず甘い物も多くは食せず、唯…
明治文学研究者と自称していながら、いわゆる開化期の文学については不勉強でした。 江戸前のわさびじょうゆに、生煮えの牛肉をぶちこんだ、まさに牛鍋の味。 「文明流」の弦斎コロッケとはまた別の味わいがあります。 まだ仮名垣魯文が提示した「動物に魂は…
二日間も更新を休んですみません。 やっと届きました。今心からありがとう。 しばらくはしめきりは忘れて、文学研究やら平和主義について原点から考えてみます。
アガンベンの『開かれ』は先日川崎の図書館で見つけたのですが、満席だったこともありじっくり読む余裕がありませんでした。このたび、金森修『動物に魂はあるのか』に要約を見つけましたので、引用します。 ※ (前段略。人間と動物の違いは実体的に明確なの…